ホーム > 記事一覧 > イチゴ|病害虫別おすすめ農薬・対策と写真で分かる被害の様子 > 【イチゴ】灰色かび病の防除のポイント・対策を紹介
【イチゴ】灰色かび病の防除のポイント・対策を紹介
「イチゴの灰色かび病の症状」

「被害の様子」
病原菌は,被害組織中で菌糸の形や胞子で越年し、病斑上に形成された胞子が飛散して広がります。
本病菌は、胞子から生じた発芽管が連結して分生胞子複合体を作り、傷口や枯死した部分から侵入して発病します。
枯死した花弁や雌しべの柱頭に寄生し、果肉に広がる。
「発生時期・発生条件」 20℃前後で多湿が続く時に激発しやすく、12月〜4月頃にかけての温室やハウス栽培に発生が多くなります。
密植しすぎたり、軟弱な成長となったり、過繁茂になると発生しやすくなります。
また、朝夕の急激な冷え込みは、本病の発生を著しく助長します。
「防除のポイント」
防除対策としては、換気を行い多湿にならないようにします。
マルチを行い、土壌からの病菌の伝染を防ぎます。
発病果、発病葉は速やかに取り除き、発病前から、薬剤散布を行い予防します。
薬剤は7日に1回くらいの割合で散布します。 同一系統の薬剤を連用せずに、他系統の薬剤とローテーションを行って下さい。
おすすめの農薬
< 登録内容 >
| 薬剤名 | 作物 | 希釈倍数 | 使用時期 | 使用方法 | 使用回数 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| アフェットフロアブル | いちご | 2000倍 | 収穫前日まで | 散布 | 3回以内 | 予防 |
| アミスター20フロアブル | いちご | 1500倍 | 収穫前日まで | 散布 | 苗床:4回以内 本圃:3回以内 | 予防+初期治療 |
| ファンタジスタ顆粒水和剤 | いちご | 2000〜3000倍 | 収穫前日まで | 散布 | 3回以内 | 予防+初期治療 |
| ロブラール水和剤 | いちご | 1500倍 | 収穫前日まで | 散布 | 4回以内 | 予防 |

















