かんきつ腐敗防止農薬の効果的な使い方
1.2種類の農薬を混用する

ベンレート、トップジンは、耐性菌が出始めています。
ベフランは、雨により効果が落ちます。
それぞれの短所を補い効果を安定させるために混用がおすすめです。
2.適期に散布する
品種 | 適期 |
---|---|
極早生みかん・早生みかん (ベンレート水和剤 + ベフラン液剤) |
収穫前日〜収穫14日 |
品種 | 適期 |
---|---|
極早生みかん・早生みかん (トップジンM水和剤 + ベフラン液剤) |
収穫7日〜収穫14日前 |
ポイント
トップジンM水和剤は、成分が光によって変換しないと効果が得られないため
品種 | 適期 |
---|---|
高糖系みかん・中晩生柑橘 (ベンレート水和剤 + ベフラン液剤) |
収穫21日前〜 |
ポイント
ベンレートには、植物生育調整剤的な働きがあって、果実の老化を防いだり
果面についた繊細な傷を修復するといったような作用により
腐敗果の発生を抑えていることが考えられ、その効果が十分に発現されるためには
散布から収穫までに一定の期間を必要とするため
![]() |
ベンレート水和剤 500g ■かんきつ(みかんを除く) 倍数:4000〜6000倍 使用時期:収穫前日まで 使用回数:2回以内 ■みかん 倍数:4000〜6000倍 使用時期:収穫前日まで 使用回数:4回以内 ベンレート水和剤の価格・詳細はこちら |
![]() |
トップジンM水和剤 500g ■かんきつ(みかんを含む) 倍数:2000〜3000倍 使用時期:収穫前日まで 使用回数:5回以内 トップジンM水和剤の価格・詳細はこちら |
![]() |
ベフラン液剤 500ml ■かんきつ(みかん、ゆずを除く) 倍数:2000〜3000倍(貯蔵病害:青かび病・緑かび病) 2000倍(白かび病:黒腐病・すす斑病) 使用時期:収穫前日まで 使用回数:2回以内 ■みかん 倍数:2000〜3000倍(貯蔵病害:青かび病・緑かび病) 2000倍(白かび病:黒腐病・すす斑病) 使用時期:収穫前日まで 使用回数:3回以内 ■ゆず 倍数:2000〜3000倍(貯蔵病害:青かび病・緑かび病) 2000倍(白かび病:黒腐病・すす斑病) 使用時期:収穫前日まで 使用回数:2回以内 ベフラン液剤の価格・詳細はこちら |
3.降雨量により再散布
散布から累積降雨量150mm以上で再散布が必要です。
4.パラフィン剤の加用
薬剤の付着性、耐雨性がアップして効果がより安定します。
パラフィン剤とは以下のようなものがあります。
![]() |
グッドパートナー25 パラフィン25% 農薬と混用可能な液肥になります! グッドパートナー25の価格・詳細はこちら |
その他にもアビオンEやペタンVなどの展着剤もパラフィン剤になります。